狂ったのは?
 散乱する空き缶とペットボトルにカップ麺やコンビニ弁当の空容器をまとめたビニール袋。今朝寝坊したと言ったベッドのシーツは乱れて、その上に脱ぎっぱなしのスエットの上下が放置されている。

「まあ、ゆっくりしろよ」

 冬馬はペットボトルとビニール袋を端へ押しのけて一人分のスペースを作る。そこに腰掛ける冬馬を見て我慢の限界に達した私は声を震わせて尋ねた。

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