君にそのまま直球で
 突然隣から聞こえた。久しぶり?と思いつつ隣を見上げると
「わぁ!はる、3組なの!?」
 遥太だった。私は夏実と朝の時間を過ごしていたので誰がこのクラスなど全然知らなかった。という事は先程ぶつけて痛そうにしていたのも遥太だったのか?
「うん笑。しかもゆうちゃんと隣って奇跡だろ!よろしくな」
 とてもでないけど小学校が同じだったかのように親しく接してくれる。確かに6年間会えなかった私たちが隣も奇跡かも。保育園の時の大人しそうなイメージと違ってなかなか間抜けだ笑。
「よろしくね。」
 遥太には悠奈ではなく「ゆうちゃん」か「ゆう」呼ばれていた。私は遥太の事を「はる」だとか「はるちゃん」だとかあだ名だったが様々だ。
 久しぶりな物でど呼べば良いか迷っていたがあだ名で読んでくれたなら私もはるちゃんとかで呼び返そう!
「はるちゃん笑」
 少し戸惑いながらか笑いかけながら
「なんだよ笑」
「いや、なんでもない笑」
 その対応の困りにまたもや笑いかけてしまう。
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop