雨上がりの空を見上げたら
黄色いスイセン-もう一度愛してほしい-
お、おさまっちゃった…?
私は、翔飛のこれまでの対応にただただ圧倒されていた。
「陽菜、」
「ひ、ひゃい!!(?)」
だから、突然声をかけられて思わず変な返事をしてしまった。
「その、ごめん、突然あんなこと言って」
それは、俺のものにしたい、とか言ってたことを指してるのかな?
「え、ううん、全然!っていうか、ありがとうっ!!」
「俺、あの時さ、陽菜を取られたくなくてただ必死で…周りとかよく見えてなかったかも。俺、気持ちコントロールすんの下手で、人の気持ちとか考えないですぐ行動しちゃうから…」
ねぇ翔飛?今、自分がどれだけドキドキさせることを言ってるのか、ちゃんと気づいてる?
「そんなこと、ないよ」
「ほんっとゴメン、絶対嫌だったよな?!マジでゴメン!!」