雨上がりの空を見上げたら

「それともう一つ。陽菜が俺のこと好き、って…?」

あー、そう言えば、さっき泣きながら言っちゃったんだっけ。

今になって羞恥心に駆られる。

でももうこれ、誤魔化すだけ無駄な気がしてきた…

「う、うん、翔飛が最初に告白してくれた日から、今もずっと好き、です…///」

「は、えっマジかよ!?こんな幸せなことってある…?こんなのずるいだろ、急展開すぎかよ…」

 そういうと、翔飛は脱力したように崩れ落ちた。

「わわっ、え、大丈夫…?」

私がしゃがんで横から覗き込もうとすると、途端に力強く腕を引かれて抱きしめられる。

「ヤベ、マジ嬉しすぎて死にそう…///」

「えぇっ…?」

「陽菜、も一回、俺の彼女になってくれる?」

「…っ、うん…///」

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