【受賞&書籍化】高嶺の花扱いされる悪役令嬢ですが、本音はめちゃくちゃ恋したい
「どうされましたネリネ様」
「お告げが降ってきたのよ! この国を揺るがす、とても重要なね!!」
ネリネは、マリアに一指し指を突きつけた。
深く息を吸い込んで、ひどく深刻そうな声を出す。
「――ジステッド公爵令嬢マリアヴェーラが第二王子レイノルドと結婚すれば、このタスティリヤ王国は天災と飢饉、他国からの侵略にさらされて滅亡するだろう。なぜなら、その女は、この国はじまって以来の悪女なのだから!」
「わたくしが、悪女?」
悪い冗談かと思って、マリアの眠気が一気に冷めた。
ネリネが告げた預言に、侍女は真っ青になっている。
「大変だわ、急いで国王陛下にお知らせしなければ!」
「おい、待て」
「お告げが降ってきたのよ! この国を揺るがす、とても重要なね!!」
ネリネは、マリアに一指し指を突きつけた。
深く息を吸い込んで、ひどく深刻そうな声を出す。
「――ジステッド公爵令嬢マリアヴェーラが第二王子レイノルドと結婚すれば、このタスティリヤ王国は天災と飢饉、他国からの侵略にさらされて滅亡するだろう。なぜなら、その女は、この国はじまって以来の悪女なのだから!」
「わたくしが、悪女?」
悪い冗談かと思って、マリアの眠気が一気に冷めた。
ネリネが告げた預言に、侍女は真っ青になっている。
「大変だわ、急いで国王陛下にお知らせしなければ!」
「おい、待て」