【受賞&書籍化】高嶺の花扱いされる悪役令嬢ですが、本音はめちゃくちゃ恋したい
「必要ないとはなぜだ? 私はお前の兄だぞ。第二王子と結婚するかもしれない方であれば、見知っておくのが当然だろう。プリシラのことも紹介したい。彼女は王太子妃になるので、お前の妃とも仲良くしてもらえたら――」
「兄貴。あんた、本当にその女でいいのか」
レイノルドが質問すると、アルフレッドの足が止まった。
「その女、とはプリシラのことか?」
「他に誰がいる」
「プリシラをこの女呼ばわりとは……! 彼女は、もうじき開かれる婚約式典で、私の正式な妃候補となるのだぞ。いくら双子の弟でも許しがたい。不敬だ、謝れ!」
「あんた、俺も王子だってこと忘れてるだろ。どっちが不敬だ」
「兄貴。あんた、本当にその女でいいのか」
レイノルドが質問すると、アルフレッドの足が止まった。
「その女、とはプリシラのことか?」
「他に誰がいる」
「プリシラをこの女呼ばわりとは……! 彼女は、もうじき開かれる婚約式典で、私の正式な妃候補となるのだぞ。いくら双子の弟でも許しがたい。不敬だ、謝れ!」
「あんた、俺も王子だってこと忘れてるだろ。どっちが不敬だ」