爆発したセクシャルマイノリティより愛をこめて
それでも、相手は友達だと思って一緒に居てくれているのに、僕は恋慕の情を抱いていしまっていることに罪悪感があった。

なのに。

合唱で指揮なんてやるから、ずっと顔を見ていなくちゃいけない!

辛かった。

嬉しくて、苦しくて、
幸せで、切なかった。

当時は詳しく知らなかった話だが、中学三年生のころ、その人は告白されて、付き合っている人がいた。

相手は小学四年生か五年生のときに僕に告白してきた人だった。

やっと僕がハッキリ恋だと自覚したのは、中学卒業前ギリギリのころだった。


別々の高校に進学しても、気持ちは変わらない。

そんなに長く同じ人を好きでいることも、初めてだった。
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