🏗木村真琴建設会社🏗
山崎和義は思わず抱きしめると、ギュッと腕に力を入れた。彼女は顔を赤らめると、『な・・・何を・・・しているの?は・・・話して・・・』と言いかけた。だけど、『放さない・・・』と言ってきた。彼女は思わず涙を浮かべると、顔を赤らめてしまった。
それから、二人は思わず顔を近づけようとした。彼女は山崎和義に惚れてしまい、完全に二人の距離は近くなった。亜美と和義は自然と付き合う事になり、だけど、木村真琴が邪魔をしてくる。彼は部屋の扉をガラガラっと開けると、『何をしている?』と眉間に皺を寄せた。亜美と和義は目を丸くすると、『な・・・何よ・・・貴方・・・見ないで・・・』と声を張り上げた。彼は無表情だったが、近くのテーブルに書類を置いて、『若気の至りか・・・いい加減にやめたら?お前たち・・・上手く行くとは思えないが・・・』と言い放ってきた。
亜美は睨み付けると、『あ・・・何を言っているの?私達は・・・何の関係もないわ・・・』と言う。

『ほう・・・じゃぁ・・・俺が貰う・・・それが一番だ・・・覚悟しておけ・・・お前は・・・俺の女だ・・・わかったな?』

和義は彼を殴りつけようとしたが、彼の方が上手であり、柔道でやられてしまいそうになった。亜美は慌てて和義の側によると、『大丈夫?』と言ってきた。亜美は木村を睨み付けると、『貴方なんて・・・最低よ・・・酷いわ・・・』と声を張り上げて来た。柔道で和義は殴りつけられてしまい、『ち・・・ちく・・・しょう・・・』と悔しそうに叫んだ。彼女は平手打ちをすると、『あんたみたいな人は・・・大嫌いよ・・・』と叫ぶと、和義と共に医務室にいってしまった。彼はちっと舌打ちをすると、そのまま何処かへ行ってしまった。それから、亜美は和義の怪我を直してもらうことになった。
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