🏗木村真琴建設会社🏗
『この私を振るなんて・・・酷いわ・・・ムカつく・・・この野郎・・・一発引っ叩いてやるわ・・・』
『浮気されてたの?どんな人に?』
―――それが・・・鹿波鞠子なの・・・
彼女と一緒に・・・歩いていたのよ・・・酷いと思わない?彼女に取られたのよ?
く・・悔しい・・・悔しい・・・
寝取られてしまったに違いないわ―――。
『―――鞠子の馬鹿野郎ぉぉぉ・・・泣いちゃおっか・・・』
『え・・・えぇぇぇぇ?鞠子ぉ・・・?本当なの・・・?』
『えぇ・・・もう我慢できない・・・泣いちゃうよ・・・』
―――泣いちゃいなさい・・・
それで・・・スッキリするなら・・・泣いちゃいなさい・・・
浮気をしないで・・・そう言ったらいい。
葉森奈々は顔を上げた。
―――だけど・・・振られちゃったのよ?
もう・・・戻ってこない・・・
あの鹿波鞠子と付き合いだしてるの・・・
―――好きだったのにぃぃぃぃ・・・
裏切者おぉぉぉぉ・・