🏗木村真琴建設会社🏗
由奈と瑞穂は泣きながら、『私達・・・愛情表現・・・間違っているのかしら?』と思った。

愛情表現を間違えると、いつの日にか、相手を失う事になってしまう。

長生きしてほしいのに、いつの間にか、殺意が芽生えてしまう。


そうなってほしくは、ない―――。


だけど、殺意が芽生えるという事は、本当の愛情表現ではない。

昔から、ある事でもあるが、好きな人を殺す事は、普通は出来るわけがない。

ライバルと戦うにしても、殺してしまったら、相手と同じ思いをしてしまう。

唯、相手を殺してしまっても、自分もライバルの様に、失ってしまう。


だから、愛する人を大事にするには、大事に生かす事でもある。

子供達もそれを学んだ様だ。


―――好きな人を・・・愛するのは・・・身を引くことも・・・ある・・・

正木君・・・私は・・・諦めないからね・・・


由奈は心に決めてしまい、瑞穂は他の誰かにしよう。

そう思った。

由奈は瑞穂と友達であり、ずっと長生きしようと言っていた。

だから、二人は仲直りする事にした。


『―――瑞穂ちゃん・・・ごめんね・・・由奈は・・・諦めない・・・だけど・・・友達では・・・いるからね!!!』

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