🏗木村真琴建設会社🏗
『私ね・・・心理カウンセラーなの・・・貴方も・・・心理カウンセラーになれるわ・・・まぁ・・・自慢していないけれど・・・お友達になれないかしら?』

『あら・・・心理カウンセラーですか?ごめんなさい・・・私は・・・🏗建築業界🏗で働いているんです・・・心理カウンセラーですか・・・良いご職業ですね・・・』


―――意気投合してしまった。

しまった・・・旦那の紹介を忘れていた・・・


―――あの・・・飯島さん・・・こちらが・・・私の旦那なんです・・・

山崎和義と言います・・・


―――あら・・・私の旦那に・・・似ているわね・・・

イケメンで・・・スラッとしていて・・・優しい笑みを浮かべて・・・

あら・・・嫌だ・・・泣いちゃうわ・・・


飯島さんは泣き出してしまい、旦那の姿がない。

一人できたのだろうか?


『―――貴方の・・・旦那様は・・・いらっしゃらないの?まさか・・・』

『そうよ・・・一年前に・・・離婚してしまったのよ・・・』

『り・・・離婚・・・ですか・・・何故ですか?』


菜緒子はきょとんとしており、『り・・・離婚・・・って何?』と聞いて来た。

離婚は夫婦でなくなり、別れてしまう事。


家族じゃなくなるという事―――。


―――う・・・嘘・・・叔母さん・・・そうなの?


彼女は泣いている。


『―――ごめんね・・・変な話をしてしまったわね・・・私から別れると言いながら、こんなに思い出すなんて・・・』


―――ごめんなさい・・・


どうやら喧嘩別れをしてしまった様だ。

喧嘩別れをしてしまい、自分は隠し持っていた離婚届をだしてしまった。

旦那を愛すること言う事は意外と簡単でも、いざ一緒に生活しようとしたら、不満がぶつかり合う事もある。


―――離婚してはいけない・・・そう言っていたのに・・・

私は・・・なんという事を・・・

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