🏗木村真琴建設会社🏗
『―――今更・・・今更・・・どうして・・・彼を受け入れなかったのかしら?強引な人だというのは・・・入社式でわかっていたのに・・・好きだと言われて・・・吃驚した・・・ドキドキした・・・ありがとう・・・言いたかった・・・』

木村真琴は合田木実を選んでしまい、二人は円満に付き合っていることになっていた。今更、今更、何だというんだ。大事な人は、誰だと思っていた。山崎和義に告白されてしまうし、動揺してしまった。
だけど、好きだと言ってくれたのに、振ってしまった。

『どうすれば・・・良いのか?分からないわ・・・そうよ・・・好きな人だと・・・豪語すればよかったのかな?あぁぁぁぁ・・・あぁぁぁ・・・悔しい・・・悔しい・・・』

四角関係になってしまい、木村真琴と合田木実と鈴鹿亜美と山崎和義は困っていた。大好きな人達は、振ってはいけなかったのに、なんで格好いいすら、言えなかったことなんだろう―――。

『悔しい・・・悔しい・・・木村と和義の・・・馬鹿野郎・・・馬鹿野郎・・・どうして・・・こうなってしまうの?この野郎・・・は、自分の事・・・じゃない・・・』


―――社長と秘書・・・人事部長の和義・・・どちらが大事だ・・・

お前は・・・どうしたい?


―――それは―――


< 28 / 420 >

この作品をシェア

pagetop