🏗木村真琴建設会社🏗

第五章 ❀虐め❀

―――あれから―――
菊人と菜緒子は友達が帰ると、一階のリビングの椅子に座り、両親が帰って來るのを待っていた。

彼女はあれから、堕落した人生を送る事になり、毎日の様に、泣いていた。

自分は汚れてしまったのか?

怖かった・・・

もう生きて行けない―――。


『何を言っているの・・・お姉ちゃん・・・死んじゃ駄目だって・・・そのナイフ放して・・・』

菊人が止めに入り、彼女と揉みあっていた。

その時、菊人と菜緒子は腕に怪我をしてしまい、へなへなとしゃがみ込んだ。


『あの変態チックの事なんか・・・忘れっちまえば・・・もう会う事もないんだし・・・縁を切ったんだろう?』


『―――そうだけど・・・友達まで・・・私を嫌らしい目で見るし・・・私・・・生きて行けない・・・』


『何言っているの?言い返せば良いじゃない・・・姉さんは・・・女優をやった方が良いよ・・・そういう人たちの気持ちを教えるって・・・大事だよね・・・』


―――真面な・・・仕事でしょう?

俺も・・・プロダクションとやら・・・ゲームソフト会社をやりたいし・・・迷っているんだ・・・


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