むすんで、ひらいて、恋をして
すると、目の前のメデューサ、じゃなかった、蛭沼花音がくねくねと体をしならせる。



まじで、怖い。



「うわああ! ってことは、花音と水島くんふたりきり⁈ 良かったね、水島くんの念願がかなって♡ せっかくだから、ふたりで食べよっ」



「悪い、俺も外で食うから」



「それなら、花音も一緒に外に行くうっ」



「なんで? 迷惑だって言ったよな」



「いいじゃん、水島と蛭沼、お似合いじゃん」



「米川、まじでうるさい。悪いけど、ホント無理だから」



「ねえねえっ! 水島くん、私たち、お似合いだってえ。みんなが応援してくれてるって~~」



いいから、お前は、人の話を聞け‼



どんだけ都合のいい聴覚してるんだよっ。



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