むすんで、ひらいて、恋をして
「アリス。顔、真っ赤だからね。顔伏せて、寝てて。そのほうが、説明しやすいから」
「で、でも、そういうわけには!」
「いいから、いいから!」
教室は当然ながら大騒ぎで、机に伏せてるだけっていうのも申し訳なくて、自分の言葉でいろいろ釈明したかったんだけど。
「アリスの遠い親戚の水島くんが、アリスのお母さんに頼まれて学校まで送ってきたんだって。アリス、体調、悪いらしくて」
逐一、あゆみちゃんが説明してくれた。
「今のアリスに説明まかせたら、余計なこと言いだしそうだから。アリスは黙って寝てて」
莉生はあゆみちゃんに引き継ぐと、納得したように自分の教室に戻ったけど、しばらくは大騒ぎだった。
「で、でも、そういうわけには!」
「いいから、いいから!」
教室は当然ながら大騒ぎで、机に伏せてるだけっていうのも申し訳なくて、自分の言葉でいろいろ釈明したかったんだけど。
「アリスの遠い親戚の水島くんが、アリスのお母さんに頼まれて学校まで送ってきたんだって。アリス、体調、悪いらしくて」
逐一、あゆみちゃんが説明してくれた。
「今のアリスに説明まかせたら、余計なこと言いだしそうだから。アリスは黙って寝てて」
莉生はあゆみちゃんに引き継ぐと、納得したように自分の教室に戻ったけど、しばらくは大騒ぎだった。