なないろ。-short stories-




窓の外に目を向けると、いつの間にか太陽は消え、漆黒の夜空に星が瞬いていた。

ひときわ大きい星を見つめて、そのキラキラとした輝きと翔生くんの笑顔を重ねる。


『何もかも、忘れてしまいたい…』


そう願った瞬間、意識が暗闇へと落ちていった。

あくまでも美しい、冬の1日だった。


 Fin.



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