7歳の侯爵夫人
2
その日の晩餐はとても楽しいものになった。
自領で採れたての新鮮な食材で作られた料理の数々に、コンスタンスは目を輝かせながら次々と平らげた。
流石に長年身に染み付いた食事マナーのせいかその所作は美しいが、楽しそうに、美味しそうに、もりもりと頬張っている。
最後にデザートが運ばれてくると、コンスタンスはさらにその大きな目をキラキラさせた。
ベリーがたくさん乗った、ムースケーキだ。
「うわぁ、美味しそう!色もすごく綺麗ね!」
「足りなかったら、私の分もあげるよ」
「まさか!私そんなに食いしん坊じゃないわ!」
「食いしん坊じゃない子がこんなものくっつけてるかな?」
オレリアンが手を伸ばしてコンスタンスの口の端を拭うと、指にクリームが付いた。
その指をペロリと舐めるのを見て、コンスタンスは頬を膨らませる。
そんな2人を、使用人たちは微笑ましく見ていた。
自領で採れたての新鮮な食材で作られた料理の数々に、コンスタンスは目を輝かせながら次々と平らげた。
流石に長年身に染み付いた食事マナーのせいかその所作は美しいが、楽しそうに、美味しそうに、もりもりと頬張っている。
最後にデザートが運ばれてくると、コンスタンスはさらにその大きな目をキラキラさせた。
ベリーがたくさん乗った、ムースケーキだ。
「うわぁ、美味しそう!色もすごく綺麗ね!」
「足りなかったら、私の分もあげるよ」
「まさか!私そんなに食いしん坊じゃないわ!」
「食いしん坊じゃない子がこんなものくっつけてるかな?」
オレリアンが手を伸ばしてコンスタンスの口の端を拭うと、指にクリームが付いた。
その指をペロリと舐めるのを見て、コンスタンスは頬を膨らませる。
そんな2人を、使用人たちは微笑ましく見ていた。