怖いパターン
階段の中間までくると、上の階を覗くことができる。しかし二○一号室は暗く、人のいる気配はない。

階段を引き返した。最後の二段を飛び降りた。再び来た道を戻り、自分の部屋に戻った。

あることを思い出した。インスタントラーメンを確認すると、ふやけ、スープが見当たらない。

蓋を取り外し、居間に向かった。テレビの音量をあげ、バラエティー番組の続きを見始めた。
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