怖いパターン
何気なく、テーブルに置いてある携帯電話に目をやった。夜の十一時をまわっていた。


時間の流れの早さに驚きながら、インスタントラーメンのゴミを手に取り台所に向かった。

明日は朝一番からゼミだ、寝坊はできないなと考えながらゴミ箱へ放り込んだ。

あくびをしながら、シンクへ向かった。僕はいやな汗が滲むのがわかった。

シンクにはどろりとした赤い液体が飛散していた。
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