未来の種ーafter storyー
本当は検診について行きたかったけど、今は妊婦本人しか中に入れないらしい。
感染症予防のためだ。仕方がない。
きっと出産も、立ち合いは無理だろう。
でも、無事に元気に生まれてくれればそれでいい。
「特に問題なく、順調に育ってるって。」
「そうか! 良かった〜!」
それは何よりだ。疲れ果てて帰ってきたのに、ウソのように体が軽くなる。
「いいか? 絶対に無理するなよ?
順調だからって、園児を抱っこしたり、」
「してないって。
愛先生が子供達にちゃんと話してくれているから、皆んなお利口さんよ?」
「…そうか。ならいいけど。
気をつけろよ。」
公園で聞いて、これだけは速攻で確かめないと、と思っていたことだ。
良かった。
さすが叔母さんだ。
公親のことは話すつもりはない。夫婦の間で隠し事はしたくないけど、他人のプライバシーは別だ。
あれはきっと、櫂人さんと俺しか知らない話だ。
だから俺も美衣子に言うつもりはない。
でも、もう一つの方はちゃんと話さないとな。
感染症予防のためだ。仕方がない。
きっと出産も、立ち合いは無理だろう。
でも、無事に元気に生まれてくれればそれでいい。
「特に問題なく、順調に育ってるって。」
「そうか! 良かった〜!」
それは何よりだ。疲れ果てて帰ってきたのに、ウソのように体が軽くなる。
「いいか? 絶対に無理するなよ?
順調だからって、園児を抱っこしたり、」
「してないって。
愛先生が子供達にちゃんと話してくれているから、皆んなお利口さんよ?」
「…そうか。ならいいけど。
気をつけろよ。」
公園で聞いて、これだけは速攻で確かめないと、と思っていたことだ。
良かった。
さすが叔母さんだ。
公親のことは話すつもりはない。夫婦の間で隠し事はしたくないけど、他人のプライバシーは別だ。
あれはきっと、櫂人さんと俺しか知らない話だ。
だから俺も美衣子に言うつもりはない。
でも、もう一つの方はちゃんと話さないとな。