未来の種ーafter storyー
「高等部の乾です。」
「あ! 田中美由紀です。
お世話になります!
あの……私、パソコン関係苦手で…」
「あー、幼稚園の先生は皆んなそうらしいね。でも、美衣子先生でも出来たんだから大丈夫だよ。ちゃんと教えるから。」
「ちょっと! 」
「今はこんなんだけど、初めの頃は何度もヘルプに来てたんだよ。な?」
「…まあ、そうなんだけど…。」
実際お世話になりまくりだった。
「あ、優、もう少しかかりそうだから、先に帰ってて? 終わったら連絡するから。」
「え」
「あー、美衣子。せっかく優が迎えに来たんだから、帰っていいぞ。
そのお腹じゃ、ずっと座ってるのも疲れるだろう。早く帰って休めよ。」
「えー大丈夫だけど…」
「美衣子、無理しないって約束だろう?
せっかくタイミングよく公親が来てくれたんだから、甘えていいんじゃないか?」
「……うん。じゃあお言葉に甘えて。
美由紀先生、いいかな?」
「はい。もちろんです。
さっきから少しお腹を触ってたから、張ってきてるんじゃないですか?
姉が出産するまでをいつも見てたから、仕草がちょっと心配だったんです。今日は寒いですからね、寒い時って、張りやすいんですよね?
おうちでゆっくり休んでください。
月末までは、まだ来られる予定なんですから。」
美由紀先生、気づいてたんだ。
気を遣わせて申し訳ない。
「あ! 田中美由紀です。
お世話になります!
あの……私、パソコン関係苦手で…」
「あー、幼稚園の先生は皆んなそうらしいね。でも、美衣子先生でも出来たんだから大丈夫だよ。ちゃんと教えるから。」
「ちょっと! 」
「今はこんなんだけど、初めの頃は何度もヘルプに来てたんだよ。な?」
「…まあ、そうなんだけど…。」
実際お世話になりまくりだった。
「あ、優、もう少しかかりそうだから、先に帰ってて? 終わったら連絡するから。」
「え」
「あー、美衣子。せっかく優が迎えに来たんだから、帰っていいぞ。
そのお腹じゃ、ずっと座ってるのも疲れるだろう。早く帰って休めよ。」
「えー大丈夫だけど…」
「美衣子、無理しないって約束だろう?
せっかくタイミングよく公親が来てくれたんだから、甘えていいんじゃないか?」
「……うん。じゃあお言葉に甘えて。
美由紀先生、いいかな?」
「はい。もちろんです。
さっきから少しお腹を触ってたから、張ってきてるんじゃないですか?
姉が出産するまでをいつも見てたから、仕草がちょっと心配だったんです。今日は寒いですからね、寒い時って、張りやすいんですよね?
おうちでゆっくり休んでください。
月末までは、まだ来られる予定なんですから。」
美由紀先生、気づいてたんだ。
気を遣わせて申し訳ない。