未来の種ーafter storyー
それから俺は、1人で出生届を出しに行った。
役所で
「おめでとうございます。」
と言われて、ますます子供が生まれたことを実感した。
◇
退院の日。
まだ寒さは残っているけれど、カラッと晴れて眩しい日差しが降り注いでいた。
この日ばかりは、産婦人科病棟の入口まで入れてもらえた。
先に用意されていた荷物を持って、一度駐車場に戻る。
もちろん、メグのところからのお下がりで、新生児から使えるチャイルドシートは設置済みだ。
「優、こっち!」
「あれ、昇ちゃん?」
「あー、荷物運ぶの手伝うつもりだったんだけど、間に合わなかったか。」
「大して重くなかったから大丈夫だよ。
でもありがとう。」
「今から退院だな。帰ったら大変だぞ〜。」
役所で
「おめでとうございます。」
と言われて、ますます子供が生まれたことを実感した。
◇
退院の日。
まだ寒さは残っているけれど、カラッと晴れて眩しい日差しが降り注いでいた。
この日ばかりは、産婦人科病棟の入口まで入れてもらえた。
先に用意されていた荷物を持って、一度駐車場に戻る。
もちろん、メグのところからのお下がりで、新生児から使えるチャイルドシートは設置済みだ。
「優、こっち!」
「あれ、昇ちゃん?」
「あー、荷物運ぶの手伝うつもりだったんだけど、間に合わなかったか。」
「大して重くなかったから大丈夫だよ。
でもありがとう。」
「今から退院だな。帰ったら大変だぞ〜。」