トンネル


――――――
―――――――…


「…い!馬鹿息子!起きな!!」


「あ?…ぅぉっ!!婆ぁ?!!…ッ痛ぇっ!!!」


どうやら、婆ぁにベッドから引きずり落とされたみたいだ…。


「あ?!帰って来たのか?!」


「そぉだょ!そろそろ馬鹿息子の顔を見たくなってね!(笑)」


「あっ!?紗理奈に会ったか?」


「あぁ、朝食を頂いたよ!話は千里から聞いた。馬鹿息子もたまには、良い事するじゃないか!」


「話聞いてるなら、早い話だ。紗理奈を雇ってやってくれ。」


「その事だけど、今料亭の方で丁度バイトの子が辞めちゃったから、そこで働かないか聞いたら働くって言うから紹介しといたよ。」

「おー、サンキュー!」


俺は、それを聞いてリビングに顔を出した。



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