トンネル
6
愛車のマジェスティのエンジンを掛ける。
最近活躍するなコイツ。
と思い、マジェスティを撫でた。
「で?どの辺に来てるって?」
「この辺に向かって来てて流してるみたぃだ。出すぞ。」
――――…
「健!」
「あぁ?」
走り出して直ぐ、後ろに跨がる翔に呼ばれた。
「アッキーからメール!安田のおやっさんが動いたみたいだぞ!」
「はぁ?!まぢか?!やべぇぞ!」
俺はアクセルを勢い良く回した。
ヤッチャンに見つかったとは…可哀想だが…聖夜も三好も、その下っぱも終わりだな…。