トンネル
普段は、市内の高層ビルに事務所を構えて化粧品の通信販売の会社を運営しているが、夜になるとネオン街のオーナー。
俺が物心つく頃には、今と同じく忙しい日々を送っていた母さん。
しかし、俺が中学を卒業する迄は家事もしっかりしてくれて母親業も手を抜かずやってくれていた。
高校進学と同時に、俺は隣の部屋で一人暮らしを課せられた。
自立しろって意味だったんだな。
まぁ、男を連れ込みたかっただけか?
なんて思った時期もあったが。
お陰で、高校卒業する時に就職すんな!あたしの仕事を手伝え!なんて言い出しやがって、結局プータロー。
俺は母さんの駒じゃねーっつーの!!