保健室で、君と最後のキス




私は ありがとう という感謝の気持ちを込めて、芽衣に抱きついた。




「莉奈はよく頑張ったよ〜」




そう言って、私の頭を犬かのように撫でてくる芽衣。




こうしてくれるだけで、とても安心するものなんだなぁ。




「また辛くなったらいつでも抱きしめるから言ってよ?」




もはや芽衣が彼氏に見えてきた。




そうだ。うじうじしていたって仕方がない。




今は、ただ前を見て頑張ろう。




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