リアルな友達
足を止めて不思議そうな顔をしている彼女に僕は走って追いついた。


ゼェ…ゼェゼェ…ハァ~

僕は膝に手をついて呼吸を整えた。

こんなにおもいっきり走ったのなんて何年ぶりだろう。




「な、なんだよ?」

ちょっと刺のある声で僕は我に返った。


ゆっくり顔を上げると厳つい顔をした女が腕組みをして立っていた。


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