ハーバリウム
乾ききった私をどうか

ガラス瓶に

閉じ込めて

永遠にして下さい


♪1番

【Aメロ】

あなたと出逢って丸10年

目と目が合った瞬間から

ずっと好きでした

なかなか勇気が出なくて

やっとこの想い口に出来ました

それなのにあなたは悪気もなく

「そういう目で見ていない」と言って

振りましたね

振られたはずなのに

星月夜に消え行くあなたに

見とれてしまいました


【Bメロ】

夜の公園ただ1人ベンチに座って

嘲笑うかのような星々を見つめ

頬を伝う流星を拭いもせず

ただ声を上げていたのです


【サビ】

声を枯らして泣きました

大声上げて泣きました

それなのに誰1人として

私に気づかない

たとえば泣きたい日

たとえば壊れそうな日

私を好きなあなたなら

側にいてくれたでしょうか?

Ah 水分が奪われていく

Ah 全身が萎れていく

枯れてしまった私は

ハーバリウムにするには丁度良い

ドライフラワーなのです


♪2番

【Aメロ】

あなたと過ごした10年

24時間365日

想わない時は一瞬として無く

あなたを想い胸を焦がしました

それなのにあなたはあっさりと

「友達のままがいい」と言って

振りましたね

笑って誤魔化して

それが得意だとわかっていても

その笑顔が好きなんです


【Bメロ】

深夜1時力尽きベットに倒れて

あなたと同じ香りのする枕に顔を埋めて

じわりと迫る瞳の奥の感情に

ただ任せて雨を降らすのです


【サビ】

声が枯れるほど泣きました

叫ぶように泣きました

それなのに誰1人として

慰めてはくれない

たとえば嘆きたい日

たとえば心折れてしまった日

私を好きなあなたなら

私の声に耳を傾けてくれたでしょうか?

Ah 水分が奪われていく

Ah 全身が萎れていく

枯れてしまった私は

ハーバリウムにするには丁度良い

ドライフラワーなのです


声を枯らして泣きました

大声上げて泣きました

それなのに誰1人として

私に気づかない

たとえば側にいたい日

どうしても側にいたい日

私を好きなあなたなら

強く抱き締めてくれたでしょうか?

Ah 水分が奪われていく

Ah 全身が萎れていく

枯れてしまった私は

ハーバリウムにするには丁度良い

ドライフラワーなのです


【Cメロ】

あなたを好きな私が1番美しいの

このままの姿で時を止めて下さい

とくとくと注がれる音

細胞がオイルで満たされていく

呼吸(いき)が出来なくなってもいい

永遠の花になれるのなら

お願いです

あなたの側に

置いてください
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ずっと、好きなんだよ。
未桜縫/著

総文字数/98,404

恋愛(純愛)170ページ

表紙を見る
好き、なんだよ。
未桜縫/著

総文字数/149,869

恋愛(純愛)509ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop