俺、あなたのリアコです!
スマホを見て宙が言う。桜ちゃんとLINEでやり取りしているんだろう。いいな〜……。
学校の中央広場とやらに着くと、小さな野外ステージが建てられていて、多くの人が集まっている。何をこれからするんだろう。それより桜ちゃんは?
「お兄ちゃん!」
「宙さん!」
三人で桜ちゃんを探していると、女の子二人に声をかけられる。一人は全く知らない声だけど、もう一つの声はよく聴いている声だ。間違いない。胸が高鳴っていく。
声のした方を見れば、不思議の国のアリスのコスプレをした桜ちゃんと赤ずきんのコスプレをした女の子が走ってくる。桜ちゃんのコスプレ、めちゃくちゃ似合ってる!
「あの隣の女の子、WMCのマネージャーしてる子だね。前にウルフちゃんが紹介してたよ」
「そうだっけ?」
真冬の言葉に俺は首を傾げる。残念ながら俺は桜ちゃん以外眼中にないのだ。
「あの……隣にいる人は……?」
マネージャーの女の子がどこか不安げに訊ね、宙が「俺の友達!」と笑う。それを聞いて桜ちゃんとマネージャーの女の子は安心したように顔を見合わせた。
学校の中央広場とやらに着くと、小さな野外ステージが建てられていて、多くの人が集まっている。何をこれからするんだろう。それより桜ちゃんは?
「お兄ちゃん!」
「宙さん!」
三人で桜ちゃんを探していると、女の子二人に声をかけられる。一人は全く知らない声だけど、もう一つの声はよく聴いている声だ。間違いない。胸が高鳴っていく。
声のした方を見れば、不思議の国のアリスのコスプレをした桜ちゃんと赤ずきんのコスプレをした女の子が走ってくる。桜ちゃんのコスプレ、めちゃくちゃ似合ってる!
「あの隣の女の子、WMCのマネージャーしてる子だね。前にウルフちゃんが紹介してたよ」
「そうだっけ?」
真冬の言葉に俺は首を傾げる。残念ながら俺は桜ちゃん以外眼中にないのだ。
「あの……隣にいる人は……?」
マネージャーの女の子がどこか不安げに訊ね、宙が「俺の友達!」と笑う。それを聞いて桜ちゃんとマネージャーの女の子は安心したように顔を見合わせた。