君とわたしの物語〜絶対関わりたくなかった君との恋物語〜
4人で過ごす日々
楽しい体育祭が終わると
待っているのはテスト。
「実桜~~
全然わかんない~~~」
シズナは泣きそうな顔で近づいてくる。
「どこが分からない?」
「どこが分からないのかも
分からないよぉ。。」
ふふっ
これは重症だな。
「あ♪そうだ!
4人で勉強会しようよ!」
体育祭が終わってから、
私たち2人とレンくんとコウくんは
仲良くなった。
シズナがレンくんに
一緒に帰ろうとか
あそこに寄ってみよう、とか
果敢にも誘うから
それに付き合う感じで
自然と4人でいる事が増えた。
「レンく~ん、コウく~ん
もうすぐテストだからさ
4人で勉強しない?!」
レンくんとコウくんの教室を訪れ、
2人に声を掛ける。
「あぁ、シズナちゃん。
そうかぁ。もうすぐテストだよね。
どうする、コウ?」
「あぁ?めんどくせぇよ。」
「いーじゃん!2人とも勉強得意なの?」
「「・・・・・・」」
レンくんとコウくんは黙って視線を逸らす。