LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
「鍵閉めて来るわ」
そう玄関に行こうとする篤に
「なんで?
なんであんな風にお母さんにお金渡したりするの?」
咎めるように、言ってしまう。
篤の母親は、私が思う最低な部類の母親だと思う。
自分の子供にお金の無心するなんて、最低も最低。
「あのババア病気で。
一年くらい前に胃癌で手術したんだが、最近、また再発したとかで手術して。
どうせ、もうあんま長くねぇだろうし。
あのババア、なんでか捕まえる男は金のねえような奴ばっかで」
篤や、篤のその母親の事情は分かったけど。
「けど、なんで篤が…」
「うっせぇな。
てめぇの父親だって大概じゃねぇかよ!
そのせいで、お前はAVやって…」
篤はそう言うと、悪い、と呟くと、私から顔を逸らした。
別に怒っているわけではないけど、
私は自分の部屋へと行く。
これ以上、篤と言い合いたくないから。
そんな私に、花子が付いて来てくれた。
花子を抱きながら、床に座った。
なんとなくだけど、一晩経てば篤とは元に戻れるような気がする。
私のこの部屋があって良かったと、
床に寝転んだ。
そう玄関に行こうとする篤に
「なんで?
なんであんな風にお母さんにお金渡したりするの?」
咎めるように、言ってしまう。
篤の母親は、私が思う最低な部類の母親だと思う。
自分の子供にお金の無心するなんて、最低も最低。
「あのババア病気で。
一年くらい前に胃癌で手術したんだが、最近、また再発したとかで手術して。
どうせ、もうあんま長くねぇだろうし。
あのババア、なんでか捕まえる男は金のねえような奴ばっかで」
篤や、篤のその母親の事情は分かったけど。
「けど、なんで篤が…」
「うっせぇな。
てめぇの父親だって大概じゃねぇかよ!
そのせいで、お前はAVやって…」
篤はそう言うと、悪い、と呟くと、私から顔を逸らした。
別に怒っているわけではないけど、
私は自分の部屋へと行く。
これ以上、篤と言い合いたくないから。
そんな私に、花子が付いて来てくれた。
花子を抱きながら、床に座った。
なんとなくだけど、一晩経てば篤とは元に戻れるような気がする。
私のこの部屋があって良かったと、
床に寝転んだ。