LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
勝手に入っていいのか分からないけど、
そのナツキが居るという処置室へと入った。
ベッドに寝たまま、宙を見ていたナツキが、
こちらに視線を向け、驚いているのが分かった。
「一瞬、誰か分からなかった」
ナツキにそう言われ、私は髪型を変えていた事を思い出した。
「私、AV辞めたんだけど、
ほら?まだ街中で顔指されたりするから」
「あー、まだそうなんだ。
それは大変。
AV辞めたのは、モモちゃんに昨日聞いたけど、ほんとなんだ」
ナツキと一緒に居た時も、街中でそんな事があった。
その時は、ナツキがこれからも私の事を応援してあげて、とか言って、いつも軽くあしらってくれていた。
今、私がAVを辞めた事に、ナツキはどう思っているのだろうか。
一緒に居た頃は、私にAVを辞めて欲しいと思っていただろうけど、
関係の切れた今、
どうなのだろう。
「篤君の為なら、辞められるんだ」
その言葉に、なんとなくナツキの気持ちが分かった。
「ってか、なんで広子が此処にいるの?」
「モモさんの事で、成瀬さんに連絡があって。
そこから私に」
「そう…」
そのナツキが居るという処置室へと入った。
ベッドに寝たまま、宙を見ていたナツキが、
こちらに視線を向け、驚いているのが分かった。
「一瞬、誰か分からなかった」
ナツキにそう言われ、私は髪型を変えていた事を思い出した。
「私、AV辞めたんだけど、
ほら?まだ街中で顔指されたりするから」
「あー、まだそうなんだ。
それは大変。
AV辞めたのは、モモちゃんに昨日聞いたけど、ほんとなんだ」
ナツキと一緒に居た時も、街中でそんな事があった。
その時は、ナツキがこれからも私の事を応援してあげて、とか言って、いつも軽くあしらってくれていた。
今、私がAVを辞めた事に、ナツキはどう思っているのだろうか。
一緒に居た頃は、私にAVを辞めて欲しいと思っていただろうけど、
関係の切れた今、
どうなのだろう。
「篤君の為なら、辞められるんだ」
その言葉に、なんとなくナツキの気持ちが分かった。
「ってか、なんで広子が此処にいるの?」
「モモさんの事で、成瀬さんに連絡があって。
そこから私に」
「そう…」