ＬＯＶＥＰＡＩＮ⑦シリーズ全完結しました

「そういえば、お前のDVD見た」


その言葉に、立っている事がやっとのくらいに、ダメージを受けた。


「こないだ荷物の整理してたら、
成瀬さん所で働いてた時に貰ったAVが一杯出て来て、そん中にお前のもあったから。
どんなもんか、見てやったよ」


今、私はどんな顔をしているのだろうか？


その篤の言葉を聞いているだけで、
精一杯。



「お前、なんだかんだ楽しんでAVに出てたんじゃねぇか。
俺の時より、気持ち良さそうな顔してよ」


篤の言葉が、ズサズサと私の心を切り裂いて行く。


「それ見て、抜いてやったよ」


そう言う篤の顔を見ていて、
もうこの人は私を好きじゃないのだろう、と思った。


そうなる事を望んでいたのに、
いざ、実際にそうなると…。