LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
付いて来て、とその斗希さんに言われ、喫茶店を出た。
私の横に斗希さんが居て、腕を掴まれている。
後ろには、須田がそんな私達に付いて来るように歩いて来ている。
いつか、篤の後輩が言っていた言葉が頭に蘇る。
‘ーー斗希さんが将来弁護士って、ある意味怖いっすよねぇ。
中学の時も篤さんと違って、裏で色々とバレないようにやってましたもんねーー’
この人は、怖い人なのだと。
一体何処に連れて行かれるのか…と思っていたけど、
たどり着いたのは、懐かしいその場所。
篤と私が一緒に暮らしていた、
アパート。
そして、部屋の前に篤も居る。
その篤は私服姿で、もう仕事が終わったのだろうか?
「斗希、お前何考えてんだ。
こいつ連れて来るから、俺に今すぐ帰って来いって」
その篤の言葉から、
此処に篤が居るのは斗希さんが篤に言ったからなのだと分かった。
「だって、篤が居ないとこの部屋入れないし。
早く鍵開けて」
斗希さんは私の腕から、その手を離した。
「篤、此処で話すのもあれだし、
中で話す方が俺もいいと思うけど。
外だと声響くし」
そう言ったのは、須田。
篤は諦めたようにポケットからキーリングを取り出し、
部屋の鍵を開けた。
私の横に斗希さんが居て、腕を掴まれている。
後ろには、須田がそんな私達に付いて来るように歩いて来ている。
いつか、篤の後輩が言っていた言葉が頭に蘇る。
‘ーー斗希さんが将来弁護士って、ある意味怖いっすよねぇ。
中学の時も篤さんと違って、裏で色々とバレないようにやってましたもんねーー’
この人は、怖い人なのだと。
一体何処に連れて行かれるのか…と思っていたけど、
たどり着いたのは、懐かしいその場所。
篤と私が一緒に暮らしていた、
アパート。
そして、部屋の前に篤も居る。
その篤は私服姿で、もう仕事が終わったのだろうか?
「斗希、お前何考えてんだ。
こいつ連れて来るから、俺に今すぐ帰って来いって」
その篤の言葉から、
此処に篤が居るのは斗希さんが篤に言ったからなのだと分かった。
「だって、篤が居ないとこの部屋入れないし。
早く鍵開けて」
斗希さんは私の腕から、その手を離した。
「篤、此処で話すのもあれだし、
中で話す方が俺もいいと思うけど。
外だと声響くし」
そう言ったのは、須田。
篤は諦めたようにポケットからキーリングを取り出し、
部屋の鍵を開けた。