LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
聖なる夜の出来事
また、私はナツキとの二人の世界に戻った。
本当にそこは、私とナツキだけで、
外の世界から隔離されたような生活。
成瀬の事で篤と会った日。
涙が止まると、私は急いでナツキのマンションへと戻った。
戻った時にはもう16時を過ぎていて、
ナツキが先に戻っていたら…と心配したが、
まだナツキは帰っていなくて。
私よりも30分後くらいに、ナツキは部屋に戻って来た。
「おかえり…」
後ろめたい気持ちを隠すように、
リビングに入って来たナツキにそう声を掛けた。
「ただいま」
そう言ったナツキは笑顔で、
その後も、私のその日の行動について何かを訊かれる事もなかった。
何事もないように、また月日はただ過ぎて行く。
本当にそこは、私とナツキだけで、
外の世界から隔離されたような生活。
成瀬の事で篤と会った日。
涙が止まると、私は急いでナツキのマンションへと戻った。
戻った時にはもう16時を過ぎていて、
ナツキが先に戻っていたら…と心配したが、
まだナツキは帰っていなくて。
私よりも30分後くらいに、ナツキは部屋に戻って来た。
「おかえり…」
後ろめたい気持ちを隠すように、
リビングに入って来たナツキにそう声を掛けた。
「ただいま」
そう言ったナツキは笑顔で、
その後も、私のその日の行動について何かを訊かれる事もなかった。
何事もないように、また月日はただ過ぎて行く。