義理兄との同居
母との別れ

朝からびっくり

いつものように、6時にアラームがなる。起きる時間だ。

私の家は、母と子一人の家庭であるため、忙しい母に変わって毎朝朝食を作る。そして、朝ご飯ができると、母が起きてきた。

「おはよ。」

と言っているが、まだ眠たそうだ。

「おはよう。朝ご飯できたよ。」

というと目を輝かせ食べ始めた。

「やっぱ、ヒーの朝ご飯は、サイコ~。もうしばらく、食べられないのが残念だな〜。」

とのんきなことを言っている。アレ?今日が最後みたいなこと言ってたけどなんで?と思い聞いてみた。

「なんで、しばらく朝ご飯食べないなんて言うの?私、明日もちゃん作るよ。」

すると、母は、おかしそうに笑い始めた。

「ヒー、私今日アメリカ行くやよ。結婚相手のところへ旅立つやから、もうしばらく帰って来れんし、朝ご飯いらんのは当たり前やで。」

と言い出す。結婚?アメリカ?
ようわからん。

「なんで、こんな急なん?聞いてへんよ。」

というと、

「1か月前に行ったやないか!」

と言っている。関西弁と標準語がまざって喋ってしまっている。

「まぁ、そういうことだから、世亜くんのことよろしく!」

「世亜くんって誰やー。」

と叫んでいた。せっかくの休日なのになんか大変なことになりそうだ。
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