Ice Boy*モテ姫との恋*
★Ice Boy
誰も使うことのない第2音楽室。
放課後、俺はそこで週3くらい…1人ピアノを弾いている。
小2の頃に父さんの影響を受けて始めたピアノ。
10年経った今も続けていて、ピアノを弾くのは趣味だ。
ほぼ…独学だけど。
だって小3の時に…父さんが事故で死んだから。
もっと父さんに教えてもらいたかったのに…。
それから母さんとの2人暮らしでピアノを習う余裕もなかった。
だから…独学なんだ。
毎日頑張り、結構弾けるようになった俺は、今日なんとなくカノンが弾きたくなって音楽室にカノンを響かせた。
もうちょいここをなめらかに弾いて…と試行錯誤。
ふと時計の針が18時をさしているのを確認し、ピアノから手を離す。
「昂平♪」
俺がピアノをやめるのを待っていたかのように、タイミングよく現れたのは三枝琉威[サエグサルイ]。
俺のいとこ。
放課後、俺はそこで週3くらい…1人ピアノを弾いている。
小2の頃に父さんの影響を受けて始めたピアノ。
10年経った今も続けていて、ピアノを弾くのは趣味だ。
ほぼ…独学だけど。
だって小3の時に…父さんが事故で死んだから。
もっと父さんに教えてもらいたかったのに…。
それから母さんとの2人暮らしでピアノを習う余裕もなかった。
だから…独学なんだ。
毎日頑張り、結構弾けるようになった俺は、今日なんとなくカノンが弾きたくなって音楽室にカノンを響かせた。
もうちょいここをなめらかに弾いて…と試行錯誤。
ふと時計の針が18時をさしているのを確認し、ピアノから手を離す。
「昂平♪」
俺がピアノをやめるのを待っていたかのように、タイミングよく現れたのは三枝琉威[サエグサルイ]。
俺のいとこ。