Ice Boy*モテ姫との恋*
「昂平、どうだった?」


中のやつらも廊下に出てきて俺は注目の的。


「琉威、正直に言っていいわけ?」


「もちろん!昂平が言うなら参考になるから!」


…じゃあ、遠慮なく。


「こんにゃくの水がしたたりすぎ。あれじゃ客も濡れて怒られる可能性がある。他は…」


色々思ったことを全て言った。


足をつかむ時のスピードについてとか、もっと怖がらせられる策を。


「さすが昂平♪みんな、昂平の言う通りにできるだけやって!」


琉威がそう言うが、クラスのやつらは呆然として動かない。


どうしたんだ…?


やっぱり俺が言うことなんて…。


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