Ice Boy*モテ姫との恋*
「大和…すっげー。それをすればもっと俺たちのお化け屋敷…よくなるか?」


ある男子が言う。


「あ…あぁ。」


「昂平はお化け屋敷に入る時にいつも考えてるんだ。もっと怖がらせられる策とか色々…ね!」


琉威がそう言うと、みんな納得している様子。


俺が言ったから動かないわけじゃなかったんだな…。


「大和くん!他にお客さんに楽しんでもらえるための工夫とかないかな?」


ある女子が聞いてきた。


他に工夫…か…。


「ない…な。」


1周まわって思ったことは全部言ったし。


「そっか…。」


しょぼんとする女子。


ちょっと悪いことしたか?


< 41 / 64 >

この作品をシェア

pagetop