Ice Boy*モテ姫との恋*
『なんて言うと思った?』


あぁ…思ったよ。


仕方なく一緒にいるんだってはっきりと。


違わない…だろ?


約1時間後…


俺は最寄り駅まで電車に乗り、歩きで家に着いた。


「おかえり、昂平!」


母さんが台所からひょこっと顔を出した。


「ただいま!」


俺はテンションをぐっと上げる。


いや、もとに戻すの方がいいか。


実はこっちの方が疲れないんだ。


「母さん、今度の夜勤はいつ?」


「ん?明日よ♪だから夕飯は琉威くんのところで食べてくれる?もう言ってあるから…ね?」


母さんは看護師をしている。


だから月に何回か夜勤があって、その日は琉威のところで夕飯をごちそうになる。


「わかったよ!」


俺は笑顔で答える。


「いつもごめんね?昂平…。」


母さん…


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