放課後TLクラブ
「ねえ、親の愛情ってどうやったら確かめられるの?」
あたしは、蓮と春音くんに顔を近づけて相談する。
ことりちゃんは、大悟さんに説得されていてこっちを気にしてないから大丈夫。
「また作戦考えてからタイムリープするか?」
「ここまでわかったのにことりちゃんを放っとけないよ」
「そうだけど、心配させる以外の方法だろ、そうすぐには思い浮かばないぞ」
「春音くんは?」
「う~ん、繊細な問題だからね……」
「二人とも、なにもないならあたしの作戦でいい?」
「あみの!?」
「なによ蓮! なんか文句ある?」
「いや~、他でもないあみだからなあ……」
「ああ、ひど~い」
「二人とも、こんな時にケンカしない。で、どんな作戦なんだい」
「ふふふ。それはねえ──」