王子と姫の狂おしい愛
湯王家メイド・川下
「琥珀様、今日から新しいメイドに変わってますので、一度紹介を━━━━━」
「必要ない…」
「え?琥珀様?」
「いつも言ってんじゃん!椿姫以外の人間は、興味ないんだって!」
井高の言葉に、あからさまに嫌悪感をしめす琥珀。
「ですが…身の回りのことを任せるようになったので、一度紹介させてください」
「めんどくせぇ…」
琥珀は仕事終わりに、椿姫に一言断りを入れ屋敷に帰った。
「おかえりなさいませ、琥珀様////」
川下も琥珀に憧れをもっている。
実物を初めて見て、思わず顔を赤らめる。
「こちらが、メイドの川下です。
琥珀様の身の回りのことをさせますので、よろしくお願いします」
「……ん」
川下もそれなりに綺麗な女。
でも琥珀は、何の感情もなくただ川下を見る。
「琥珀様、何かありましたら━━━━」
「何もねぇよ!」
「え?」
「だから!ご用は何もないってこと!だから、必要ない」
「え…でも……」
「井高、もういいだろ?
椿姫迎えに行く!」
「かしこまりました」
そして、椿姫を連れて再度帰ってきた、琥珀。
「おかえりなさいませ、琥珀様。
椿姫様、初めまして…川下と申します。
本日より、琥珀様のお世話を仰せつかりました」
「初めまして、藤堂 椿姫です。
綺麗なメイドさんね。琥珀」
「わかんない」
「え?
………別にいいよ?
私に気をつかわなくて…!」
「気、つかってると思う?俺が」
「そうね…どっかと言うとつかってほしいくらいよね(笑)」
「だろ?
それより、部屋行こう!」
「うん…」
椿姫の腰に手を回し、促した。
「あ…お前、紅茶持ってきて!」
「はい、かしこまりました」
「琥珀、“川下さん”ってちゃんと名前呼ばないと失礼よ!」
「わかった。川下、紅茶」
「はい、すぐお持ちいたします!」
「よろしくお願いします!」
椿姫がペコッと頭を下げる。
「椿姫!行くよ!」
琥珀に引っ張られるように、部屋に向かった。
「必要ない…」
「え?琥珀様?」
「いつも言ってんじゃん!椿姫以外の人間は、興味ないんだって!」
井高の言葉に、あからさまに嫌悪感をしめす琥珀。
「ですが…身の回りのことを任せるようになったので、一度紹介させてください」
「めんどくせぇ…」
琥珀は仕事終わりに、椿姫に一言断りを入れ屋敷に帰った。
「おかえりなさいませ、琥珀様////」
川下も琥珀に憧れをもっている。
実物を初めて見て、思わず顔を赤らめる。
「こちらが、メイドの川下です。
琥珀様の身の回りのことをさせますので、よろしくお願いします」
「……ん」
川下もそれなりに綺麗な女。
でも琥珀は、何の感情もなくただ川下を見る。
「琥珀様、何かありましたら━━━━」
「何もねぇよ!」
「え?」
「だから!ご用は何もないってこと!だから、必要ない」
「え…でも……」
「井高、もういいだろ?
椿姫迎えに行く!」
「かしこまりました」
そして、椿姫を連れて再度帰ってきた、琥珀。
「おかえりなさいませ、琥珀様。
椿姫様、初めまして…川下と申します。
本日より、琥珀様のお世話を仰せつかりました」
「初めまして、藤堂 椿姫です。
綺麗なメイドさんね。琥珀」
「わかんない」
「え?
………別にいいよ?
私に気をつかわなくて…!」
「気、つかってると思う?俺が」
「そうね…どっかと言うとつかってほしいくらいよね(笑)」
「だろ?
それより、部屋行こう!」
「うん…」
椿姫の腰に手を回し、促した。
「あ…お前、紅茶持ってきて!」
「はい、かしこまりました」
「琥珀、“川下さん”ってちゃんと名前呼ばないと失礼よ!」
「わかった。川下、紅茶」
「はい、すぐお持ちいたします!」
「よろしくお願いします!」
椿姫がペコッと頭を下げる。
「椿姫!行くよ!」
琥珀に引っ張られるように、部屋に向かった。