意地悪な部長と私
「あのー…支度できました」

取り敢えず必要最低限をボストンバッグに詰め込んだ。

これからどこ行くんだろう?


「よし、じゃあ行くか」

そう言って、私のボストンバッグを持ち家から出ていく。

私も急いで部長の後をついて行った。


ボストンバッグを車につんだ部長。

「どこに行くんですか?」

「俺ん家」


………は?俺ん家??

って、部長の家ー?


「あのー、どうして部長の家に?」

「お前、どこで寝るつもり?行くとこあるのか?」


行くとこ…お姉ちゃんの家に行こうと思ってたから、それを部長に伝えた。

「だったら、そこまで送ってく」

と言って、住所を聞いてきたから教えて送ってもらうことにした。
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