意地悪な部長と私
私、まだ着替えてないし…!

と、思ってても無駄だけどね。

まぁ、仕方ないか。諦めよう。

しばらくすると寝息が聞こえた。


こんな状況で普通寝れます?

私は寝れませんよ〜!!


なぜか、私は部長の抱き枕になっていた。

腰にまわされた腕が気になって仕方ない。

どうしてこうなってるのでしょう。

今日一日で色んなことが起きすぎて頭がおいつかない。


部長の優しさ、彼女いないこと、部長の笑ったとこ


会社のみんなは想像つかないであろう。

真田さんは知ってるかもしれないけど。


きっと女子社員が知ったら、余計モテるんだろうな〜!


なんて考えていたら、余計寝れなくなった。

しかし、気持ちよさそうに寝ている。


疲れてたんだろうな。


「部長、今日はありがとうございました。お疲れ様です」

聞いてもない部長に私は言っていた。


それを聞いてたなんて知りもしないで。


今日一日はすごく疲れたけど、悪い日ばかりではなかった日だった。
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