意地悪な部長と私
泣く泣く私は真田さんに、断わりの連絡を入れた。


「はぁ…何時に帰れるかな…」

今は16時。

普通に18時には終わらない…

なんなら、定時に終わる量ではない!


ほんとに部長は鬼だ!


しかしこの量、どんだけあるんだろ…


あ〜、お腹すいたよぉぉおおお!!!


「相原ちゃん、手伝おうか?」

「え?あ、真田さん!今日はすみません…」


「いいの、いいの。どうせ、あの鬼部長に押し付けられたんでしょ」


と言って、隣りに座って手伝ってくれてる。

優しいな、真田さん。


「すみません、ありがとうございます」

「気にしないで!」


と、少しやり始めたところで要らない言葉が飛んできた。


「真田、手伝うな。コイツの仕事だ」


うわ〜鬼だあー!

こんな量、1人でやるとすごく時間かかるっていうのに!


「お前なぁ、少しは考えろ。
この量、1人じゃ無理だろ!鬼にも程がある」

怒る真田さんを見て、ため息をつく部長。

仲がいいのか悪いのか…わからない!
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