意地悪な部長と私
車の前についてびっくり。

部長の車は外車。


ひゃあ!すっごくお金持ちじゃん!!!


「あのー…ほんとに、いいんですか?」

「遅くなったのは俺が悪い。だから送ってく」


意外と律儀?自分のせいってわかってたのか。

「ありがとうございます」


緊張しながらも車に乗り込む。

傷つけないように慎重に。


私がシートベルトしたのを確認した部長は、車を動かせた。

運転してる部長は不覚にもかっこよく見えて、女子社員が見ると騒ぐのが想像がつく。


それくらい、サマになっていた。

そんなことを考えていると急に


「飯、行くか」

なんて言い出す部長。

びっくりして言葉が出てこない。


「行きたくないか?」

「え?あ、えっと…」

「遠慮はするな。真田と飯行く予定だったんだろ?」


ん?もしかして、昼間の話し聞いてたの?
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