意地悪な部長と私
「わかってはいるが…もう、この方法しかない。それ以外は政略結婚しか」

「そんな…!」


と、話しているといきなり後ろから

「そのお話、詳しく聞かせてもらえますか?」

と、部長の声が聞こえた。


「部長!何を言ってるんですか?」

「先程は失礼なことをしてしまい、すまなかった」

「いえ、お気になさらずに」


部長はいったい何を考えているの?


「それで、倒産寸前だとか僕に回避してほしいだとか聞こえたのですが…」

「あぁ。恥ずかしい話し、倒産寸前なんだ。それで切羽詰まって優愛に政略結婚をさせようと」

「そうでしたか」


それから2人は話していた。

部長が何をしようとしてるのか、私にはさっぱりわからない。


この話し、引き受けようとしてないよね?

しないよね?するわけないよね?と、信じることしかできないでいた。
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