幸せとはこの事か
しんと静まりかえるリビングに無常に時計の針の音だけ鳴り響く。
おきな「私は…」
ポツリと呟く。
おきな「蒼星じゃないけど、ちゃんと紅幸くんのこと見てるよ」
紅幸「…ありがとう。俺もおきなちゃんのこと大切だと思ってる。」
手を重ね合って、指を絡ませる。
特に何をするわけでもなくただただ重ねるだけ。
時間がたち、もう7時。
ご飯の時間になってきたところで解散した。
これ以上一緒にいると本当に過ちをおかしそうだったからだ。
玄関まで見送り、紅幸くんに一言私は
おきな「じゃあね」
と、言う。
またね、なんて言ってしまうとどうなるか分からなかった。
紅幸「っす、じゃーな」
そんなEveの夜の話。
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