幸せとはこの事か
昨日お風呂入って一緒に寝てるから私の匂いがつきまくってるはず。それに匂いがあるってことはお風呂に入り直してないんだろう。
紅幸「あー、これそうなの?」
そう言いながら紅幸くんはバックをゴソゴソとして小分けになっている袋を出す。
紅幸「いや昨日さ蒼星送った後に薬局寄ったらこれ配ってて。なんかめっちゃ貰えたから使ってみたんだ」
手に出されているものを見るとたしかに私の使っているシャンプーの種類と同じだった。
紅幸「めっちゃ匂いよくね?」
姐百音「まぁな、それひとつ貰っていいか?」
紅幸「どーぞどーぞ!ちゃんとリンスも渡すからな。」
蒼星「私も私も!」
紅幸「蒼星からこの香り纏ったら俺狼なっちゃうぞ〜ガオー!」
蒼星「きゃはは!」
おきな「朝から盛大にバカップルだね…それいい匂いだから気に入ってずっと使ってるんだけどオススメはピンクのやつかな。」
手に出されていた4セットくらいの中でピンクだけが残っていた。
おきな「ピンクが実際私が使ってるやつだし」
みんなからへぇと言われる。
紅幸「ま!お試し品だしまた今度使うわ」
そう言って残ったピンクをバックになおしていた。
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