白猫王子と俺様黒猫~猫神の嫁なんてお断りですっ!~
昨日私の名前を知ってから、当然のように呼び捨てにしてくるふたりであった。
まあ私も猫神なんてどうでもいいから、ふたりのことは白亜と黒霧って呼ぶことにしたんだけどね。
「ああ……おはよう、ございます」
疲れた声でなんとか挨拶をする私。
朝から疲労マックスだよ、もう……。
「どうしたの枝乃。なんか元気なくない?」
「腹減ったのか? 飯食えよ」
私の様子を見て、優しく声をかけてくれるふたり。
黒霧は傍若無人な俺様男である印象だったし、白亜は白亜で物腰は穏やかだけど結局はうちに居座っているしだったから、そんなふたりが他人を気遣えることにはちょっと意外だった。
いやいや、でも私が元気がないのはあなた達のせいじゃないの……。
「別に……。大丈夫だから」
ふたりがこの疲労感の諸悪の根源であることに気づいた私は、そっけなく言い放つ。
そして、いつもの自分の場所に座る。
で、でもなんで両隣に白亜と黒霧が……。
「あらあら、いいわねー枝乃。両隣にかっこいい子がいてー」
まあ私も猫神なんてどうでもいいから、ふたりのことは白亜と黒霧って呼ぶことにしたんだけどね。
「ああ……おはよう、ございます」
疲れた声でなんとか挨拶をする私。
朝から疲労マックスだよ、もう……。
「どうしたの枝乃。なんか元気なくない?」
「腹減ったのか? 飯食えよ」
私の様子を見て、優しく声をかけてくれるふたり。
黒霧は傍若無人な俺様男である印象だったし、白亜は白亜で物腰は穏やかだけど結局はうちに居座っているしだったから、そんなふたりが他人を気遣えることにはちょっと意外だった。
いやいや、でも私が元気がないのはあなた達のせいじゃないの……。
「別に……。大丈夫だから」
ふたりがこの疲労感の諸悪の根源であることに気づいた私は、そっけなく言い放つ。
そして、いつもの自分の場所に座る。
で、でもなんで両隣に白亜と黒霧が……。
「あらあら、いいわねー枝乃。両隣にかっこいい子がいてー」